思春期の頃、わたしは日本的なものに反抗していた記憶があります。
まず、古文が大嫌いでした。古文に出てくる人間が、つまらなく意味のない価値観を持っているように感じられてならなかったのです。
古文より漢文、漢文よりギリシャ思想。それが若い頃のわたしでした。ふり返ってみると、どうもわたしはアメリカの占領政策 (War Guilt Information
Program) に、みごとに洗脳されていたようです。
1980年代後半から地球温暖化問題に真剣に取り組みました。しかし、これも二酸化炭素マフィアに踊らされた結果のようです。
自分ではかなりひねくれていて、裏側を見ているつもりなのですが、すぐに踊らされたり、洗脳されたりしてしまうようです。
そんな中で、わたしの人間性の確立に対して、もっとも大きな力を持ったのはベートーヴェンの音楽とヘッセの文学です。今でも、これらはかけがえのないものです。
どちらからも大きな影響を受けたばかりでなく、自分の指針となっています。これらなくして、わたしの人生は決してこのような道を辿らなかったでしょう。
音楽と文学という分野を除いてふり返ってみると、わたしの人間形成に大きな影響を与えたものは、水泳とスキーです。どちらも徹底的にやった時期があります。スキーと水泳に費やしたエネルギーを考えると、気が遠くなるほどです。
スキーは現在わたしの職業になっていますし、その職業を支えるために身体を調整したり、体調を維持するための手段が水泳となっています。また、水泳で現役復帰し、故郷に帰ったようにも感じています。
自分の生き方をふり返ってみると、40才近くまで西欧的な価値観に傾いていました。
40才近くになり、ようやく深いところで日本文化にひかれるようになってきました。そのきっかけは、一つにアメリカ在住の日系二世のみなさま、そして再読した鈴木大拙さんの本です。アメリカに住むわたしの叔父や伯母にあたる方々の生きざまから、ほんものの日本人を考える機会をいただきました。彼らの中に、純粋で素晴らしい日本人を観たのです。
そして、50才も近づいてから、初めて新渡戸さんの本を読みました。
皮肉なことに鈴木さんの本も新渡戸さんの本も、海外の人たちに向けて書かれた英文による文章でした。そして彼らの書籍が今でも、たくさんの文化的外国人に読まれているということ。もしかしたら、日本人であるわたしたちの方が、彼らの偉大さを忘れてしまっているのかもしれません。
きっと平均的日本人は、日本の伝統的文化から遠ざかる風潮にあると考えます。
占領軍はそれを意図的にやりましたし、欧米の国々は日本への警戒心を持ち続けています。
洗脳された日本人より、日本に興味を持つ教養ある西欧人のほうが、かつての日本的思想を理解し、それを追いかけ、現実の生活に活かしているのかもしれません。わたしの友人で元プレデターUSAの元副社長であるスコット・フィッツモリスなど、新渡戸さんや鈴木さんの本だけでなく、合気道や茶道、華道の本までたくさん読んでいます。それにくらべると、わたしたち日本人が、自分たちのルーツとも言える思想から遠ざかっていることは残念なことです。
そんな経験もあり、このホームページには、わたしが好きなものたちを書き出してみました。
このホームページを見て、少しでも多くの人が、わたしの好きなものを聴いてくれたり、読んだりしてくれると嬉しいです。わたしにとってはほんとうに大切な人やものたちですから・・・・・・。
以下のページに角皆優人の略歴と競技歴があります。
ご覧いただけましたら幸いです。
角皆優人の略歴・競技歴
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