年金問題の中心にかかわってきた官僚が、連続して襲撃されるという事件が起こった。
事件の詳細は知らないが、ニュースに流れる情報を聞く限り、わたしにはとても不可解な事件に映ってならない。
自首した人間は、「飼い犬の敵討ち」と供述しているという。
犬を殺されて心を痛める人間が、見ず知らずの人間を残虐な方法で殺すことができるだろうか。
それ以上気に掛かることがある。それは国際評論家の小野寺光一氏も書かれていることだが、「殺された元官僚こそ年金問題の中心にいて、民主党の長妻氏が、国会で証人喚問をやろうとしていた」ということだ。
わたしは9.11事件以来、権力というものに疑いを持って対するようになった。
それが杞憂であることを祈りたいが、今回の事件はどこか植草一秀氏の事件や不可解な死をとげた新聞記者たちの事件を彷彿とさせるとことがある。
今回の事件について、小野寺さんは次のような疑問点をあげている。
1.血痕の残ったレンタカーは犯行後に借りられていた。
1.被害者証言の人が隠れるほどの大きな段ボールではない。
1.足のサイズの27の小泉毅が25センチのスニーカー持参。
1.実行犯は右利き鑑定が、小泉毅は左利き。
1.長期間無職なのに家賃管理費を一度も滞納していない。
他にもまだあげておられるが、上記だけでわたしには十分である。
理由は、上記の問題を、テレビニュースがあえて取り上げない事実である。一部の新聞には書かれているようだが、巨大新聞はほとんど書かれていないそうだ。もちろんテレビでは誰も話さない。つまり、どこかに情報を操作する力がかかっていると信じられるからである。
わたし個人も多少縁のある小室哲哉さんの逮捕劇も、どこかすっきりしない背景が感じられる。
世間に巨大な影響をおよぼす決議や会議や事件が起こるたびに、扇情的なニュースが飛び込んで、世間の感心を集めることも、近頃では偶然とは信じられなくなった。
11月13日、日本では「911真相究明国際会議」がおこなわれていた。もし小室さんのニュースが飛び込んでこなければ、少しかもしれないがマスコミに載ったに違いない。しかし、新聞もテレビも、週刊誌も、小室さんの逮捕劇で塗りつぶされ、「911真相究明国際会議」の情報は消えてしまった。
日本と世界の資本主義国のほとんどが、重体に陥っている。
100年に一度という経済危機も日に日に深みにはまり、厳しさを増しているが、それ以外のこと、危険な法律が通ったり、システムの破綻が隠されたり、より危険なことが進みつつあるという不安がある。麻生総理と自民党は、自滅を加速させているようにすら感じてしまう。
政治は全国民を左右する。
それどころか、世界を左右する。
わたしたちはより大きなビジョンを掲げ、よりよい未来に向けて、早く歩み出さねばならない。もはや従来の資本主義は行き詰まっているのだから。
しかし、このままだとスタートすら切れない日本は、手遅れになってしまう。
しかし、無力なわたしたちは、わたしたちが信じることを、少しずつやっていくことしかできない。
ジレンマはあるが、わたしにできることは、自分の疑問を文章という形で、あなたに伝えることだろう。
この文章を読んで頂き、ありがとうございます。 |